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「クライマーズ・ハイ」

2008-09-07 21:52
「クライマーズ・ハイ」視聴。

店主と 「行きたいな」 と言い合いながら,ポニョ優先で (^^ゞ
もう2年前になるのか,NHK のドラマで見たのが最初です。

ドラマでの佐藤浩市さんが堤さん,大森南朗さんが堺雅人さん。
・・・ということで,必要以上のテンションが上がります。
大河ドラマ「篤姫」にはまりまくっているので,
堺さんのお顔が時折,アヒルを追いかけている 「公方様」に見えて「。。。」の鑑賞。

堺さん主演の「ジャージの二人」を見たいのですが,ここ岡山では「今月末まで待て」 (^^ゞ
一番見たい「闇の子供たち」など,「来月末まで待て」 (*^^)v
都会とは無縁な場所に住んでいる者の悲哀を感じる瞬間です。

原作を読んだことがないので,どちらがどっちの筋なのかわからないですけれど,
堤さん演じる悠木さんの生い立ちやら家庭の状況やその他,ドラマと映画では違ってました。
少し前に見た「魍魎の匣」メンバーがそろっていたので,原田さんの作品だと気づきました ^^;

たぶん,ドラマ版のほうが近いんじゃないかなと推測しつつ,
映画では省略されているシーンの裏側を思い,
映像や背景も含めて,ずいぶん「きれいごと」につくられている映画のように思いながら,
映画という媒体になったときには,いろんな意味での「色づけ」も必要かなと,思います。

セクハラだとか,そんな言葉使ってたっけなあ,あの時代・・・
ペットボトル,あんなにナチュラルになかったよなあ・・・ などと,
ついつい要らない細かいチェックなどを入れながら,
「あああ,こういうのって自分年取ったってことじゃん,悲しっ!」と落ち込みながら。

でも,
それほど自分の記憶の中に「あのときのあの事故」に焼印が押されているということでも。

この日航機の事故は,事故当時は,自分の誕生日の前日であること,
途中からは その日が角松氏の誕生日であることから ^^;  毎年振り返る事の一つです。
阪神タイガースの球団社長やら経済界の方,タレントさんたちも多く亡くなって,
その中の一人,坂本九さんの葬儀に,彼がいろいろなボランティアをされていた関係で,
当時通っていた手話教室の講師の先生が,手話ボランティアで出席。

救助活動をした自衛隊の方から聞いた話を教室でされていて,
まるでその現場の惨状や匂いまで伝わってくるようで,息を呑んで聞いていたことを,
昨日のことのように,今でも思い出します。
そのときの体験が,この事故を毎年忘れることなく思い出させてくれている素です。

そのときのお話と,映画の中で出てきた自衛隊員の人の話がオーバーラップして,
520人の命を奪った事故であると同時に,その方たちの遺族だけでもなく,
携わった人たちの人生をも変えたものだよな,そう思うとやっぱり出てくるものは涙です。

事故が起こった御巣鷹山と,年月を超えて亡き親友の息子と上る衝立岩,2つの山が交錯。
事故で散った命,行き過ぎた激務で散った命,事故が起因でも報道すらされずに消えた命,
いろいろな角度で,「無念に散った命」が描かれていました。
それでも,残った人間たちは,しっかりと生きていかなければいけないです。

自分たちが何気なく毎日当たり前のように眺めている新聞がつくられる現場で,
これもまた毎日当たり前なように繰り広げられているのであろう 修羅場。
社内同士のしのぎ合い,他社とのしのぎ,読者とのしのぎ,いろいろなせめぎあい。

事故はとても悲しくて,本当にあってはならないことだけれど,
センチメンタルな気持ちに浸っているばかりでも,ニュースにはならない。

結構ドライに物理的にも描かれていて,でもこれも一つの「現実」だと思い知りました。
それを「悲しい」と受け取るだけでよい側の思いのテンションと,
それを伝える側のテンションとはおのずと違ったもので,理想と現実を行ったり来たり。

販売と編集の間で展開されていた会話も,
「なんて汚いのだっ!」 販売部の人間のセリフに憤りながらも,それもまた真理。
それを買って読んでくれる人間がいなければ,新聞の存在にも意味がないです。
どんな物事にもある表の面と裏の面。年を重ねて,今は「それもそうさ」と思えつつあります。

それにしても,新聞社社長役の山崎努さん,ほんと,嫌なやつでした (*^^)v うまい。

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